フィギュアスケートは世界的にも最も優美で美しいスポーツの一つです。演技力とパフォーマンスと、瞬発力と力強さとが融合した競技です。選手たちは跳躍、回転、ジャンプといった技で観衆を魅了します。宙を舞い、三回転ジャンプを決める様子は、重力に逆らっているかのようです。
フィギュアスケートの発展は、ジャクソン・ヘインズJackson Haines氏の尽力によるところが多いとされています。アメリカ南北戦争当時、このバレエの名手はウィーンに在住しており、アイススケートの選手たちにバレエを教えるようになりました。彼はやがて‘アメリカン・アイス・マスター'という愛称で呼ばれるようになります。爪先の部分につけるトーピックは、1870年、彼が開発したものです。
フィギュアスケートは個人の部、ペアの部、団体の部に分かれています。各選手は、ショートとロングの二つの振り付けプログラムを滑走します。それぞれのプログラムには、盛り込むべき技や動きが決められていて、それらが審査の対象となります。フィギュアスケートで最も大切なのは、難しい動きを、いとも簡単にやっているように見せることです。
恐らく、なかでも男子及び女子のシングルスが最も有名でしょう。過去にも、ドロシー・ハミルDorothy Hamill、ミッシェル・クワンMichelle Kwan、ペギー・フレミングPeggy Fleming、トッド・エルドリッジTodd Eldredge、スコット・ハミルトンScott Hamiltonといった名選手たちが生まれてきました。ドロシー・ハミルの生みだした決め技は、’ハミル・キャメルHamill Camel’と呼ばれ、のちにフィギュアスケートにおいて最も特徴的な動きとして取り入れられました。
ペアの競技は、息がぴったり合っていること、そして二人の持つスタイルの美しさを追求するものです。各ペアは同時に動いたり、時には一つに溶け合ったような動きを見せたりする必要があります。特に男子は、女子を持ち上げたり、回転させたり、時には宙を舞わせたりして、観客や審判を魅了するために練習を積みます。
映画’アイスキャッスル’Ice Castlesは、1978年の公開以来、今でも多くの人々をアイススケートへと引きつけています。当時最先端の人気俳優D.B.スウィーニィD.B. Sweeneyとモイラ・ケリーMoira Kellyの共演によるこの作品では、スケート選手たちの厳しい鍛錬とペアスケート独特の動きを垣間見ることができます。まだ、ディズニーのアイス・プリンセスのショーは、観客に、スケートは親しみやすく、幾つになってからでも始めることができるスポーツだということを教えてくれます。